世界人口の増加
世界人口が何年も前からどんどん増えていて、2050年くらいには100億人を超えると言っていたんですよね。私たちが小学校の時は、世界人口47億人くらいですよと聞いていたんですけれども、その倍くらい広がっていくということです。勝手に広がっていく、拡大し続けるマーケットですので、ここに参入しない手はないんですよね。もう一つはメリットではないんですけども、一方で日本の国内マーケットというのは、今もう頭打ちになっててどんどんこれから縮小していきますよ、というところです。
周知の通り、人口はまず少子化でどんどん減っていっているのと、これからも高齢者の割合がどんどん増えていきます。単純に現役世代と呼ばれる世代ですね。その世代の人口の割合が減っていくということですよね。人口も若い人も減っていて、購買欲がある人たちも減っていくと。そして、あまり物を買わない高齢者の割合が増えるということは、割合が増えていくともうどんどん縮小もしていきます。
事業者の数が変わらないという前提をした際に、その事業者の数は変わらなくてもマーケットが縮小していきますので、限られたパイ、少なくなっていくパイをみんなで奪い合うような形になり、とても利益を取りにくい時代がやってくるということです。世界に目を向けると、上りのエスカレーター。国内に目を向けると下りのエスカレーターですよね。どっちに乗りたいですかというところです。
次に、世界が憧れるメイドインジャパンということで、私たち日本人は、日本に住んでいるのよくわかっていなかったり、気づいていなかったりするんですけれども、日本の製品も本当に優れています。今、日本人の物価もそれほど高くない。発展途上国に比べると高いですが、世界で一番高いとか言われてた時代と比べると、安くなり低くなってきている。
すごく高いクオリティがあるのに、それほど高くない。クオリティが手頃な値段で買えるっていうので、メイドインジャパンというのはそのクオリティに憧れる世界の人が憧れているということなんですよね。ですから、日本の商品をクオリティが高いということは海外の人が知っていますので、日本人が売っているから素晴らしいというイメージが元々あるんです。だから非常に売りやすいというところが一つあります。そして、ちょっとこんなものが売れてますよ、ということです。
次に、消費税の還付が受けられるということで、海外の人に物を販売する際には、海外の人は消費税を払わなくてもいいので、仕入れやその他経費にかかる消費税が還付されるんですね。ですので今は8%から10%に変わりましたので、そういった仕入れ値とかにかかってる10%が還付されます。これは非常に大きなメリットですよね。そのまま純利益に上乗せして還付で戻ってくるというのがメリットのひとつです。一定の条件を満たした場合だと注意書きを書いていただけたらなと思います。
先ほどの世界が憧れるメイドインジャパンと関連したんですけども、日本国内よりも利益が取れる確率が高いというところですね。日本の製品であったら少し高くても買いたいというニーズがあります。ですから、日本の商品を海外で転売してる人ももちろんいるんですが、やっぱりその日本で流通してるものをそのまま海外に持っていったらそれも高値で売れたりします。だから、非常に利益率が高いんですね。今の国内で、御社が販売されているとすれば、その利益に海外販売を上乗せできるということですよね。
また、海外販売に限らずかもしれませんが、仕組化をしやすいんですよね。出品であったり、サイト作成であったり。発送も含めてですね、全て仕組み化をしやすいので、外注もしやすいですし、従業員さんにそういった作業をやってもらうのにもそれほど労力がかかりません。
それから、販売チャンネル充実。以前は海外販売というと本当大変な作業で、10年以上前とか海外販売しようと思ったら、自分でサイトを作るか専門業者に運営など全て任さなければいけなかったんですけれども、今はすごく簡単に海外販売が出来る状況が整いました。
まずはeBayです。これはあの海外のオークションサイトで、スタートアップにはとても良いマーケットですね。日本でしたらヤフオクがあるんですが、海外の場合はeBayがそれに該当する感じです。このeBayはアメリカが本社なんですけれども、世界中にあります。アメリカのeBayですね、eBay.com。出品しておくと世界中の方が目にして、それを買ってくれるという、そういう販売ができるんですね。また日本にもありますけれどもAmazonですね。
主にアメリカのAmazonを最初にやることになると思うんですけれども、アメリカのAmazonに出すと、よく売れていきます。アメリカはAmazonが一番ですから。日本の製品、エイシンコード、世界共通の商品コードがありますので、日本にある商品を気軽に海外で販売することができます。
今自社サイトを作ろうと思って。以前はHTMLを使って自分で作らないといけませんでしたが、今は本当にたくさんネットショップを簡単に作るサービスが出てるんですよね。shopifyやおちゃのこネット、BASEやSTORE.jpなど。多言語に対応していますので、そこで海外向けのサイトを作ることもできますし。あとはワードプレスですね。ブログになるんですけれども、ワードプレスを使って好きなデザインで海外向けに出店することができます。今は英語の翻訳なども自動で翻訳できます。
自動翻訳でサイト作るのはお勧めしませんけれども、低価格で翻訳ができるようになってきています。ですのでマーケットがどんどん大きくなって世界のマーケット拡大してきているということと、日本の商品は売りやすいということ。さらに販売するチャンネルですね。これも簡単になってきていて取り組みやすいです。
また消費税の還付が受けられたり、高値で販売しても3倍にしても買ってくれる人がいたりしますので、利益率が高いというところをまとめていただけたらと思います。以上になります。よろしくお願いします。
在庫管理
eBay自体はとても簡単に出品できるのが一つメリットですね。出品から販売まで、かなりフォーマット化されたマーケットプレイスになりますので、初心者でも簡単に出品していくことができます。その一つとして、英語でも簡単に出せることできるんですけれども、日本語の出品ツールも結構充実していますので、英語はちょっと苦手という方でもツールを使えば日本語で出品していけるというメリットもあります。
今は結構発送代行会社も多く出来てきていますので、もちろん日本郵便でご自身でEMSとか、Eパケットという方法で発送することもできるんですが、代行会社を使うと、ご自身で手を出さずに、従業員さんにやってもらわずに、全て外注化ができるということですね。
最近ではeBayの販売データと連携できるサービスなどもありまして、eBayの方で物が売れた後に商品を仕入れて、自社の方に商品を届けずに代行会社へ直接送ってそのまま発送してもらうというサービスもあるんですね。ですから出品から販売まで、結構簡単に行うことができます。次のメリットとして、日本より高値で販売できるものが多いということですね。
日本の製品は海外でも人気が高いので、世界中の人が欲しがっているんですよね。ですので国内でしたらライバルがたくさんいるんですけれども、海外であればライバルが少なくて、利益もたくさん取れるものが結構あります。
特に御社で特別な、例えば自社の商品をお持ちであれば、それを高い利益で販売できる可能性もあります。リサーチが簡単で、売れる商品というのが分かりやすいんですね。eBayの場合は売れた商品が簡単にわかります。ですので、それを真似して出品していけばいいというメリットもあります。
eBayってマーケットプレイスを使うと手数料がかかるので、最終的にはサイト販売、自社でサイトを作ってそこで販売していくのが手数料もかからず一番利益取りやすいんですよね。eBayとかそういったマーケットプレイスだとライバルがいますけど、サイト販売だったら来てくれたお客さんに対して販売していきますので。それが最終的に目指すところなんですけどね。
eBayですとサイト販売する前のテスト販売ができるんですよね。簡単に出品できて、これは売れるなという手応えをつかむことができるんですね。次にキャッシュフローがスムーズというところです。売れたらすぐにペイパルの方に入金されます。そして、売れたらすぐ入金されるということで、キャッシュフローは非常にスムーズなんですね。仮にその他のAmazonなどでしたら、月2回などのそういう縛りというかがあります。振り込みはタイミングがありますが、ペイパルの方に入金されてそこから日本の銀行口座に入金となるので、キャッシュフローが非常に安定します。
しかも売れた後に発注することも可能なので、そこがメリットかと思います。集客できる手間が省けるということで、通常サイトで販売をしていくとどうしても立ち上げてすぐはアクセス集まらないんですよね 。Googleの検索エンジンは評価を上げていかないといけません。
例えばユーザーが検索しても上位表示されませんが、そうなるとなかなか売上は上がっていかないですよね。しかしこのeBayは、非常に集客力のある、もうすでに人が集まっているマーケットですので、その集客の手間が省けるんですよね。大きなショッピングセンターなどをイメージ頂いたら分かりやすいんですけど、もうすでに人が集まってる場所なので、お店を出している人がいれば勝手に売れていくというメリットがあります。
売れば売るほど、稼ぎやすくなるということなんですが、売れるとそのユーザーさんが、バイヤーさんが評価をつけてくれるんですよね。ちゃんとした商品を売っていれば良い評価がたまっていきますので、その評価を見てさらに多くのユーザーが買って、またさらに売れやすくなるということですね。売れば売るほど稼ぎやすくなるということです。eBayには販売リミットというものがあって、初心者のセラーの場合は、販売する数や金額に制限があるんですよね。しかしたくさん売れれば販売できる枠が増えていきます。
どんどん枠の数を増やしていけるということで、他のセラーと差別化できます。次にデメリットですが、先ほどの販売リミットのところでお伝えしたんですけれども、販売数の制限があります。逆に言うとこれがデメリットなんですよね。実績を作って、販売リミット、まあリミットアップというものが増えていく。
販売できる数が増えていくんですけれども、同じように初心者のセラーというのは、販売できる数が少ないんですよね。ですが、そこが三重障壁になって売れない人が多いですが、どんどん実績を作ってリミットアップしていくと、他と差別化ができて、ますます売れていくということになっていきます。マーケットプレイスっていうのはどうしてもライバルがいるんですよね。Amazonほどではなくて、簡単に乗り合いができないというところもあります。Amazonの場合は、商品ページがあります。
その一つの商品ページに何十人というセラーが乗り合いをしますが、特に価格以外の差別化はできません。Bayの場合はセラーがそれぞれにページを作っていきますから一手間かかることでライバルが増えにくいというのもありますし、説明文などで差別化できるんですよね。ですのでそういう面でもやりやすいかなと思います。Amazonと比較してですけれども、顧客とのやり取りが多い、多少ですけれど多くなります。顧客とバイヤーとが1対1のやりとりをするケースが若干増えるんですが、逆に言うと固定客化しやすいということですね。個別でやり取りをするので、ファンになってもらいやすいというものがあります。
始める前は、どんな質問が来るのかなと結構戦々恐々と言いますか、怖いかもしれませんが、質問が来るのは大体同じ内容なんですね。発送はとかこの製品は何年式ですかとか。当然なんですけども販売規約っていうのがあるので、それに沿って販売をしていかなければなりません。どのマーケットプレイス、Amazonでもその他の日本ですとヤフーショッピングとか、楽天とかでも同じなんですが、支払い規約があります。ですが、基本的な顧客対応をしていけば大丈夫ですのでご安心下さい。
eBayを始める前、越境ECを始めるには、eBayは1番やりやすい、取り組みやすいマーケットプレイスメントだということです。あと、デメリットのところでひとつ加えてほしいんですけど、販売手数料がかかるということを入れておいて欲しいんですね。これも販売手数料を上乗せして、利益を取っていけば問題ありません。
手数料は当然なんですけどもかかっていきます。ただ手数料を上乗せして利益を取っていけば大丈夫です。というところと、最終的にはサイト販売につなげていくと。この手数料もいらなくなっていきますので、ここで練習をして、更に利益を取っていける流れを作っていければと思います。越境ECを始めるには、eBayが一番取り組みやすいのでいいですよというところで、まずはeBayを利用して海外とのやり取りに慣れていただくのが一番大きいかなと思います。
繰り返しになりますけど、大体やりとりすると、大体同じ内容の質問しか来ません。そこは海外取引に慣れていくことが一番かなと思います。人間同士に国境はありませんので、同じ人間だということがわかってくると、心理的なハードルも下がっていくというメリットもあります。
海外に物が売れるということを体感できるのもすごく大きいことで、初めは本当に売れるのかが心配だとは思うんですけれども。商品によりますが、意外と売れたりします。ですから体感できれば次々と進んでいきやすくなりますのでそこはメリットかなと思います。eBayだけで売り上げを伸ばしていくということも当然できます。私もサイトなどを作らずに最初の3年間はずっとeBayだけで売上を伸ばしてきましたので、それでやっていくことももちろん可能です。